ロケーション管理とは?EC物流で保管場所を整理する基本

ロケーション管理とは、倉庫内で「どの商品を、どこに保管するか」を整理・管理することです。

EC物流では、SKU数や在庫数が増えてくると、商品の保管場所が分からなくなったり、探す時間が増えたりすることがあります。

特に、

  • SKU数が増えてきた
  • 似た商品が多い
  • 在庫が合わなくなってきた
  • 誤出荷が増えてきた
  • 担当者しか分からない状態になっている

といったECでは、ロケーション管理が重要になります。

この記事では、ロケーション管理とは何か、なぜ必要なのか、EC物流でどのように使われているのかを整理します。

ロケーション管理とは?

ロケーション管理とは、倉庫内の商品保管場所を管理することです。

例えば、

  • A棚-01
  • Bラック-03
  • Cエリア-15

のように、棚や保管場所へ番号を付け、SKUごとに保管位置を決めます。

これによって、

  • どこに何があるか分かる
  • 探す時間を減らせる
  • ピッキングしやすくなる
  • 在庫確認しやすくなる
  • 誤出荷を減らしやすくなる

などのメリットがあります。

なぜEC物流でロケーション管理が重要なのか

ECでは、SKU数が増えやすい傾向があります。

例えば、

  • カラー違い
  • サイズ違い
  • 容量違い
  • 限定パッケージ
  • セット商品

などです。

SKU数が少ないうちは、「だいたいどこにあるか」で運用できることもあります。

しかし、SKU数や在庫量が増えると、保管場所が曖昧なままでは、探す時間や確認作業が増えていきます。

その結果、

  • 在庫が見つからない
  • 似た商品を間違える
  • 誤ピッキングが増える
  • 棚卸しに時間がかかる
  • 担当者依存になる

といった問題につながることがあります。

ロケーション管理を行う目的

商品を探しやすくする

保管場所が決まっていることで、商品を探す時間を減らしやすくなります。

特に出荷件数が増えると、移動や確認にかかる時間も増えていきます。

誤出荷を減らす

似たSKUを近い場所に置きすぎると、取り間違いが起きやすくなります。

ロケーションを整理することで、誤ピッキング対策につながります。

誤出荷対策については、誤発送を減らすための基本的な考え方|小規模ECで見直したい物流運用とはも参考になります。

在庫管理しやすくする

ロケーションが整理されていると、棚卸しや在庫確認もしやすくなります。

在庫ズレの発見もしやすくなります。

属人化を減らす

保管場所が決まっていないと、「担当者しか分からない状態」になりやすくなります。

ロケーション管理を行うことで、誰でも同じように作業しやすくなります。

属人化については、小ロットECで物流が属人化しやすい理由も参考になります。

EC物流でよくあるロケーション管理の課題

空いている場所へ都度置いている

小規模ECでは、「空いている棚へ置く」運用になっているケースもあります。

最初は回っていても、SKU数が増えると管理が難しくなります。

似た商品が隣接している

カラー違いやサイズ違いの商品を隣に置いていると、誤ピッキングが起きやすくなります。

保管ルールが決まっていない

作業者ごとに置き方が違うと、在庫確認やピッキングで混乱しやすくなります。

ロケーション更新がされていない

商品移動後に情報更新されていないと、「在庫はあるのに見つからない」状態になることがあります。

ロケーション管理の主な方法

固定ロケーション

SKUごとに保管場所を固定する方法です。

どこに何があるか分かりやすい一方で、在庫量変動が大きい場合はスペース効率が悪くなることがあります。

フリーロケーション

空いている場所へ保管する方法です。

スペース効率は良いですが、管理ルールやシステム管理が必要になります。

小規模ECでは、固定ロケーションから始めるケースも多くあります。

ロケーション管理とピッキングの関係

ロケーション管理は、ピッキング精度にも影響します。

例えば、

  • 商品場所が分かりづらい
  • 似たSKUが近い
  • 保管場所が頻繁に変わる

といった状態では、ピッキングミスが増えやすくなります。

ピッキングについては、ピッキングとは?EC物流で誤出荷を防ぐための基本作業も参考になります。

バーコード管理と組み合わせるケースもある

SKU数が多いECでは、ロケーション管理とバーコード管理を組み合わせるケースもあります。

例えば、

  • 棚番号をバーコード化する
  • 商品バーコードを読み取る
  • WMSと連携する

ことで、目視だけに頼らない管理がしやすくなります。

WMSについては、WMSとは?小規模ECでも必要?在庫管理・誤出荷対策との関係を解説も参考になります。

小規模ECでロケーション管理が必要になるタイミング

以下のような状態が増えてきたら、ロケーション管理を整理するタイミングかもしれません。

  • SKU数が増えてきた
  • 探す時間が増えている
  • 誤出荷が増えてきた
  • 在庫確認に時間がかかる
  • 自宅やオフィス保管が限界
  • 担当者しか分からない

特に小規模ECでは、「件数よりSKU数の方が先に増える」ケースも少なくありません。

SKU管理については、SKUが多いECで誤出荷が増える原因|在庫管理・物流運用が崩れやすい理由も参考になります。

物流会社ではどこまで対応できる?

物流会社によっては、

  • ロケーション管理
  • バーコード管理
  • 在庫管理
  • WMS管理
  • SKU管理

などにも対応しています。

ただし、運用方法や対応範囲は物流会社ごとに異なります。

特に、

  • SKU数
  • 商材特性
  • 出荷量
  • 同梱条件
  • 販促施策

などによって、必要な管理レベルも変わります。

まとめ

ロケーション管理とは、倉庫内の商品保管場所を整理・管理することです。

EC物流では、SKU数や在庫量が増えるにつれて、

  • 探す時間
  • 確認作業
  • 誤ピッキング
  • 在庫ズレ

などが増えやすくなります。

そのため、ロケーション管理を行うことで、在庫管理やピッキング精度を整理しやすくなります。

ホエールでは、小ロットECやSKU数が多いECについて、現在の物流運用に合わせてご相談いただけます。

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