Amazon FBA納品と自社EC出荷の一元化事例

Amazon FBAと自社ECを並行して展開していたEC事業者様の事例です。売上拡大に伴い在庫の動きが複雑化し、FBA納品とEC出荷を別々に管理する運用が限界を迎えていました。ホエールでは、在庫管理と出荷フローを一元化することで、日次運用の安定化と管理負担の削減を実現しました。

1. ご相談前の課題

同社はAmazon FBAを主軸としながら、自社ECでの販売も強化している段階でした。FBA納品とEC出荷を別フローで管理していたため、在庫の引当や数量確認が二重に発生していました。

FBAへの補充タイミングとEC出荷が重なると、どの在庫をどちらに回すか都度判断が必要となり、在庫数のズレや確認漏れが発生。結果として出荷判断に時間がかかり、運用が担当者に依存する状態になっていました。

2. 物流委託を検討した背景

売上拡大に伴いSKU数と在庫量が増加する中で、課題は「出荷作業」ではなく「在庫の持ち方と使い方」に移っていました。特に、FBAと自社ECで在庫を分けて考える運用では、管理工数が増える一方で、正確性の担保が難しくなっていました。

このままでは自社ECの強化が進むほど運用が複雑化し、事業成長のボトルネックになると判断。出荷代行ではなく、在庫管理を含めて一元的に設計できる物流パートナーを探すことになりました。

3. ホエールを選んだ理由

ホエールを選定いただいた理由は、FBA納品とEC出荷を別業務として扱うのではなく、同一在庫・同一フローで管理できる運用設計を提案できた点です。特に、受注データと在庫データを連動させ、どの出荷形態でも同じルールで処理できる仕組みが評価されました。

また、バーコード検品とロケーション管理を前提とした運用により、在庫確認の精度を担保しながら、確認作業そのものを減らせる点も選定理由となりました。

4. ホエールで対応した作業

入荷検品、在庫管理、ロケーション管理を基盤に、FBA納品用のピッキング・梱包、自社ECの受注出荷を一体化して対応。FBA補充とEC出荷を同じ在庫から引き当て、単一の作業フローで処理できる体制を構築しました。

5. 工夫したポイント

FBA納品とEC出荷で共通の在庫管理ルールを設定し、バーコードによる検品を標準化。ロケーション単位で在庫を管理することで、どの出荷でも同じ確認手順で処理できる状態にしました。

また、FBA補充のタイミングとEC出荷が重なっても判断が発生しないよう、在庫引当の考え方を統一し、「どの在庫を使うか」を現場で迷わない設計にしています。

6. 導入後の成果

在庫確認の重複作業が解消され、在庫数の把握精度が向上しました。出荷判断にかかる時間が短縮され、FBA納品とEC出荷のいずれも日次運用として安定して処理できる状態へ移行しています。

EC事業者様側では、在庫確認や出荷判断にかかっていた工数が削減され、自社ECの販売強化や商品展開にリソースを振り分けやすくなりました。結果として、チャネル拡大に対して物流が制約にならない体制を実現しています。

7. 同じ課題を持つ方への案内

Amazon FBAと自社ECを並行して運用している場合、在庫管理を分けたままでは運用負荷が増加します。ホエールでは、出荷形態ごとではなく在庫起点で運用を設計し、一元管理による効率化と精度向上を両立します。チャネル拡大に伴い在庫管理が複雑になってきた場合は、早い段階での見直しが有効です。